私のブランド名“enju bear”は、我が家のシンボルツリーの枝垂れ槐（えんじゅ）から由来します。 知っていて植えたわけではありませんが、中国では、古来より出世の樹木として縁起の良い木とされているようです。 木の姿、葉、花や実も魅力的です。 コンベンション出展時などに使うブランド札は、えんじゅの木材を使って夫が作ってくれたものです。

2001年の夏の一人娘の誕生に、年号の入ったアニバーサリーシュタイフをいくつかいただいて、本格的なテディベアの存在を知り、

まずそのモヘアの魅力にはまり、裁縫音痴で敬遠していた私ですが、同年秋ころから独学で作り始めました。

キットを縫ったりもしましたが、スタンダードなベアを目指したくて、主に洋書を参考にしました。

コンテストにはあまり積極的に参加するほうではありませんが、

第10回JTP（ジャパンテディベアピクニック）のコンテストで“ka・na・me”がグランプリをいただきました。

このコンテスト受賞が、その後の活動に大きな影響を与えてくれたと思います。

参加するイベントで開催のコンテストには、自分も楽しめるので興味があります。

地元の手芸店に売っていたアクリルファーのテディベアキットを完成させたのが、私のファーストベアです。

素材自体も勉強不足でしたので、それがモヘアと同等だと信じて完成した自作の、綿でボンボンに膨れたベアに滅入っていました。

そのあとはインターネットでお勉強をしたりして、さらに深みにはまっていったわけです。

作り始めて丸7年になります。

正確にカウントはしていませんが、450〜500体ほどです。

販売をするようになってからは350体前後だと思います。

もっていません。

講師向きのタイプではないように思います。

特徴は『かわいらしいベア』というよりも、まっすぐな目線とニュートラルな表情を持つオーソドックスなパターンの、どちらかと言ったら『渋いベア』ではないでしょうか。

私にとってのベア作りは、手芸というよりも工作に近いかしら、現在私の作るベアの多くは、完成までに３度の過程でペイントをしています。

ベアを見たり手にとってくれる方の中には、そのペイントの効果をアンティークライクとして受け取ってくださるのですが、実は、表情を生き生きとさせるためであったり、異なるマテリアル同士の繋ぎ目のような目的で施しているんです。

ほとんど完成しているベアにアクリル画材をエアブラッシング・・・・・なかなか大胆な作業ですが、１０年以上建築関係のエアブラシ画を生業としていましたので、抵抗なくやっています。

万人に気に入ってもらえる作風ではないかもしれませんが、今後はダークな影の表現だけでなく、少々冒険的な試みもしてみたいです。（もともと保守的な性格ですので、奇抜なことはできませんけど。）

あと、ずっしりとした重量感と、大好きなモヘアをはじめとした素材をを生かした丁寧なつくりを心がけています。

お題をいただいた時には、イメージスケッチ的なものをたまには書きます。

パターンをちょこっと変えるときや新しいサイズを考える場合、設計図に近い感じで捉えています。

（正面図・側面図・平面図・・・・）

主に私の小さい仕事部屋でですが、ベア材料などで埋めつくされて手狭になってきたので、ペイント作業以外はいわゆる茶の間ですることもあります。

作業のお供には特にこだわりはありませんが、何度も見慣れた海外のSFドラマを流しながらだったり、クラシックを聞きながらだったり、様々です。

前出のコンテスト受賞作品の『ka・na・me』です。

娘がおなかいるときの胎児ネームが『かなめちゃん』でして、そんな意味でも思い入れがあります。
ありがたいことに同じベアを何体かオーダーいただいたのですが、同じ顔にはならなかった・・・（できなかった・・）

写真はそんなお仲間と一緒に写したものです。

ふじわらふみこさん

Gregory Gyllenshipさん（たぶん実物にはお目にかかっていないと思うけど。）

両人とも作品の存在感がすごいです。

どんなバックグランドを持っているんだろう・・・・などと想像したくなります＾＾

以前から多趣味凝り性な方ですが、現在はトルコやアフガニスタンの毛織物（キリム）のもつ不思議な魅力と癒しのパワーに惹かれています。

我が家はいつの間にかアニマル大所帯になってしまいましたので、コレクションなど限られてしまうのですが、キリムと猫たちとは相性がよいので、◎です。

あと、モヘアのストック！（笑）

幼少の頃から動物好きの家庭で育ったこともあり、ペットのいない時期がありませんでした。

現在は、犬２頭（チョコレート色のラブラドールと美人のダルメシアン）、猫１３匹（純血種・MIX）の多頭飼いをしています。

我が家を新築の際、始めから猫犬仕様にしましたので、想像されるほどの苦労はしていませんが、それでもお世話にストレスを感じることもあります。 

我が家を訪れた友人やお客さんが猫に癒されている姿に私が癒される〜そんな感じです。

縁があってうちに来た子達ですから、みんなそれぞれかわいいし面白い♪

ベアを作るうえでも、この子達の表情は参考になったりします。

四足の動物は基本的にきらいではありません。

中でも牛の瞳は最高にきれいかな。。。。

動物園ではネコ科のウンピョウ（雲豹）のコミカルな動きに釘付けになります。

長所

そこそこ肝っ玉が据わっている＾＾（年増なおかげかな？）

“事なかれ主義”なところは長所でもあり短所でもあるようです。

短所

気分にムラがあり、なかなか作業が捗らないことがしばしばあります。

明日できることは明日にする！！

好きなこと・・・・昔からドライブが好きです。以前は二輪にも乗っていましたが、現在は自動車でのみです。

最近、一日に７時間ほど運転をして、初めて疲れを感じました＾＾；

あと、人と楽しいことを共感できるのが幸せです。（ベアイベントなど最高です♪）

おまけに、おいしいコーヒーを飲みながらボケーッと猫をなでること。

嫌いなこと・・・・・お掃除。すぐに猫に汚されちゃうから、もう面倒で面倒で・・・きらいです。

逆に部屋が整然としていると、なんだか落ち着かないかもしれません。

半日もベア作りに没頭すると、私の周りはぐる〜っと道具や材料のサークルが出来上がります。

６月２８日　　AB型　　かに座　　

（理解のある）夫・（営業好き）娘・同じ敷地別棟に義父母（ご高齢）

犬２頭・猫１３匹・水槽組

静岡県。現在も静岡県在住です。

静岡県の西部地方ですので、おいしい鰻屋や餃子屋が多いです。

お勧めスポットは、鰻や特産とは関係がありませんが、

作品展でもお世話になっている『ラローズデバン』。

オーナー夫妻のこだわりのガーデンと趣味のよいたたずまいの中でいただくお茶は最高です。http://la-rosedesvents.com/

友人がセルフビルドで作り上げたカフェ『2693‐1』。

とても味わいのある、よい雰囲気のカフェです。

２Fに展開しているコアなアフリカン雑貨も見ごたえあります。

毎年の東京でのコンベンション参加や、企画にも積極的に参加していきたいと思います。

地元での作品展や、清里の作品展などでは直接見ていただくことができます。

現在、常時お世話になっているショップさんは、Ritti Bearさん、清里メイフェアさんです。

また、滞りがちですが、ホームページでの作品紹介などにも力を入れて行きたいと思います。

多くの作家さんがそうであるように、自己表現の一つだと思っています。

こんなに贅沢で素敵な材料を使い、かたちにして発表していけることを、大げさでなく幸せに思って制作しています。

また、ベアを通じて多くの友人ができたことも、テディベアを作っていたおかげです。

映画はそんなに観る方ではないので、質問の趣旨から外れてしまうかもしれないのですが、映画に関しては前評判などでハッピーな内容でなければ観ないかな〜。

人生観が変わるような作品じゃないけど、『フォレスト・ガンプ』好きです。

本に関しては、ミケランジェロの素描集。