今月のピックアップアーティスト 掲載日:2016/06/01
作家さんのご紹介

本人画像

レッサーパンダ
名 前
三木 恵
受賞作品
2014年
国立新美術館『第26回 平泉展』
船岡賞・努力賞(レッサーパンダ)
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ブランド
MARGARET BEAR
作家さんのホームページ
http://www.margaretbear.jp/
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作家さんに聞きました
Q ブランド名の意味 ・ 由来について教えて下さい。
A 『マーガレットベア』というブランド名は、自分の名前「恵(Megumi)」から発想しました。 自分の名前と共通の文字である“Meg”を愛称に持っていて、世界で広く名づけられている名前「マーガレット(Margaret)」を選び、さらに「クマ (Bear)」を組み合わせて名付けました。 また、テディベア作家として尊敬するシュタイフ社の創始者「マルガレーテ・シュタイフ(Margarete Steiff)」さんを目指したいという思いもそのブランド名に込めています。また、ブランドのロゴマークは自作のテディベアのシルエットを表現したものです。
Q ベアを作り始めたきっかけは?
A 洋裁をしていた母の影響で幼いころから手芸好きで、お人形や動物マスコットなどを作って楽しんでいました。1995年頃に何気なく買って作ったテディベアのキットをきっかけにテディベアに魅了され、以来オリジナル作品を作り続けてい ます。

ブランドロゴ

ミニチュア

Q 初めて作ったベアはいつごろでどんな作品でしたか?
A 1995年頃に手芸店で買ったキットで白いファーのテディベアを作りました。大きさは20cmくらいで、友人にプレゼントしました。20年経ちましたが、今でもそばに置いてくれているそうで、できばえを考えると恥ずかしいですが、そうして残して頂けてとても嬉しいです。
Q 作り始めて何年、何体ぐらいになりますか?
A 作り始めて20年、数は正確にはわかりませんが、おそらく500体くらいでしょうか。
Q コンテスト受賞暦はありますか?受賞暦や受賞作品をご紹介下さい。
A 1998年
 TEDDY HOUSEくまや『第5回 テディベア博覧会 手作りテディベアコンテスト』2位
2002年
 日本テディベア協会『TBTJ Award 2002』最終審査5作品ノミネート
2014年
 国立新美術館『第26回 平泉展』船岡賞・努力賞(レッサーパンダ)
2014年
 日本テディベア協会『第22回 日本テディべアコンベンション 協会ロゴマークベアコンテスト』グランプリ
などです。
Q テディベア教室は開講されていますか?
A 現在定期的な教室は開講していません。イベントで簡単なワークショップを開催する機会は時々ありますので、楽しんで頂ければと思います。
Q 作品に対する思いやこだわり、創作のモットーなどを教えて下さい。
A さまざまなものを作るため作風も個別に変わってきますが、自分なりにこだわっているのは、作品イメージに合う素材選びと表情です。素材は日頃からいろいろ なものを見て探しています。表情は、顔だけでなく動物らしさを感じる骨格や仕草、重さなど、全体の雰囲気を大事にします。そして心掛けているのは誠に当たり前ながらひと針ずつ丁寧に縫うこと、手をこまめに洗うことです。また、創作のモットーは工夫をすることです。特に素材や形状を考えに考えて、新しいパーツや表現方法を作り出すのはとても楽しいです。


テディベア協会ロゴ
Q 制作するときにデザイン画などは書きますか?イメージはどんな感じで浮かんできますか?
A 大きさや構造、模様などを確認するための大まかなデザイン画は描きますが、完成イメージは頭の中で立体になっています。動物の写真を見るのが大好きで、書籍やネットで日頃から見ていて、印象に残ったしぐさや表情を立体的にイメージして作品に反映することもあります。
Q どんな環境でベア作りをされていますか?音楽を聴いたりしますか?
A 自宅の制作専用の部屋で一日を過ごします。音楽は時々聞くこともありますが毎日ではなく、テレビも見ていません。独り言もほとんどないので、結構静かな環境だと思います。部屋から見える景色を眺めて時々気分転換をしながら制作をしています。
Q いままでの作品の中で一番のお気に入りは?
A あまり選べませんが、過去にリッティベアさんの企画展に出品したプレーリードッグやヨーダベア作品はかなり工夫を凝らしたこともあり、また頭の中のイメージ通りにできあがったので、とても気に入っています。

ワークショップ

Q 好きな作家さんや目標、憧れの作家さんはいらっしゃいますか?
A たくさんいらっしゃいますが、目標にしているのは長く続けておられるたくさん の作家の皆さんです。長く続けるのは大変なことだと思いますが、お話ししてみると、皆さんがテディベアという存在をとても大切にされていて、それぞれに信念を持っておられ、楽しそうに続けられていると感じます。私も皆さんのようにこれからもずっと続けたいというのが目標です。
Q ベア以外で現在、熱中していることはありますか?趣味・コレクションなど
A テディベアと同じ頃から作り始めたミニチュア小物です。毎日のほとんどはテディベアを作っていますが、ミニチュアのテディベアも作っていて、ドールハウスやミニチュア、ドール系のイベントにも出展しています。その流れで関連するミニチュア小物を作ることも多く、最近は植物や家具、服や靴など幅広く作るよ うになりました。細かな作業はもともと得意ですが、やればやるほど精巧さを求めるようになっていく=熱中していく、という分野だなと思います。楽しいです。
Q ペットは飼っていますか?(ペット自慢)
A 飼っていません。かつて実家に猫がいて、年に数回しか帰省しないのにとても懐 いてくれていました。
Q 好きな動物はいますか?どんなところが好きですか?(ペット以外でも)
A いちばん好きなのはやはりクマです。その風貌は見ていて飽きません。阿蘇のカドリードミニオンには何度も行き、子グマを抱っこさせてもらいました。小さいころから動物全般に興味があり、動物番組はほとんど見ていたと思います。今は写真を見たり動物園に行ったりすることが多いです。

プレーリードッグ

動物画像

Q ご自身の性格について、長所は?短所は?
A 普通に明るいと思っています。ので、お気軽に話しかけて下さいませ(^-^)
Q 出身地はどちらですか?現在のお住まいは?(都道府県のみ)特産品や名産品、近くの美味しい食べ物屋さんやおすすめスポットなどございましたらご紹介下さい。
A 熊本県出身です。現在は東京に住んでおり、年に数回里帰りしています。
Q 今後の活動やベアに出会える場所を教えて下さい。
A 今後はより発展した作品、おもしろい作品を幅広く作りたいです。アーティスト さんとのコラボレーションも考えています。出会える場所はこれまで通り展示会などのイベントが中心ですが、新たな場所に出展させて頂く機会も増えていますので、マーガレットベアのホームページで最新情報をご案内しています。http://www.margaretbear.jp/

Q あなたにとってテディベアとは?
A いつでも癒しをくれる存在です。
作ること、見ること、遊ぶこと、それぞれにおいて癒されていることをとても実感しています。ただただ、テディベアには感謝の気持ちです。
Q 5月のアーティスト、丸山 いくこさんからの質問です。
「以前、コンベンションで小さなベアを触らせて頂きましたが、ミニチュア作品
を作る上で、特に気を付ける点は何ですか?」
A

丸山さん、ミニチュア作品を見て下さってありがとうございます。特に気を付けているのは、パーツを失くさないことです。失くしたらあまり見つかりません (^-^)
以前、糸巻きの小さな穴から1年前に縫ったミニチュアベアの腕パーツが出てきてショックでした。以来、1体ずつケースからこまめに出し入れながら制作しています。


環境


パーツ作り

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