今月のピックアップアーティスト 掲載日:2017/03/01
 
pick up artist
 

第一号ベア
 
作家さんの紹介
アーティスト名
本人画像
大西 けい
ブランド名
虚構メルヘン
お気に入り
「lack」と「すなお」
作家さんのHP
https://kyokoumarchen.jimdo.com/
この作家の作品を見る 作家さんにお便りを書く
 
     
作家さんに聞きました
2015年作「piece of dream」 2016年冬作
 
ブランド名の意味・由来について教えて下さい。
アクセサリーのブランドとして活動を開始したのですが、ブランド立ち上げ時、心の中にあった言葉が虚構メルヘンでした。何故か読んでもらえなかったり、初期からの作風の変化や字面のイメージなどから色々思うこともありますが、大切にしている名前です。パッと見た時の字面で印象に残りやすいかなーという狙いもあります。
ベアを作り始めたきっかけは?
アクセサリー以外にも制作意欲が多方面に向いていたことと、虚構メルヘンに住む不思議な生き物やお友達を生み出そうと思ったことが始まりです。もともとぬいぐるみは大好きでしたが、アンティークベアに興味を持つようになったことも大きなきっかけでした。アンティークベアといえば「高価なもの」というイメージしかなかったのですが、古物への興味とともに世界を深く知っていくうちに、それだけではない深い愛と歴史が詰まっているのだなぁと感激しました。
初めて作ったベアはいつごろでどんな作品でしたか?
一番最初は高校生の頃、仲が良かった友達への誕生日プレゼントとして製作しました。写真を残しておけばよかった…ピンクのベアだった気がします。作家としては2015年春、全身ツギハギで耳が歯車、目はプラスチックに絵の具で落書きしたような雑なものを片方だけ付けた奇抜な子で手のひらサイズです。一体目ということで自分用にしましたが、その子が欲しいとしょっちゅう言われました。
 
       
       
作り始めて何年、何体ぐらいになりますか?
ぬいぐるみに絞れば2年弱。80体くらいです。
作品に対する思いやこだわり、創作のモットーなどを教えて下さい。
高級な素材でなくても、誰が見ても可愛いと言えるわけではなくても、自分にしか生み出せない、日常に寄り添ってくれる優しい子を心がけています。ぬいぐるみ制作初期頃は、とにかく見た目にも不思議な子をと意識しすぎていましたが、どんどん素直に製作できるようになってきました。意識のもとにではなく、自然とにじみ出るような自分らしさとぬいぐるみに対する愛情を大切にしたいなと思っています。
制作するときにデザイン画などは書きますか?
イメージはどんな感じで浮かんできますか?
 
2017年作 真ん中が「すなお」
あまりかきません。素材から大きさやシルエットなどをなんとなくイメージし、その時の気持ちを文字に書き出しながら制作することが多いです。あとは手を動かしながら生まれてくる感じです。思い浮かんだことをラクガキのような絵にすることはたまーにあります。デザイン画をかくところからやってみようと思い試みたことがあるのですが…全くかけなくて、そこから一気に全ての自信をなくしてしまい本当にショックを受けてしまったので(極端!)潔く諦めました。  
 
オリジナルデザインの紙素材で出来た「collage bear」
どんな環境でベア作りをされていますか?
音楽を聴いたりしますか?
  アトリエ兼自室です。好きなものに囲まれています。音楽は気分に合わせて何か流しますが、気付けば無音で黙々と、ということも多いです。
       
いままでの作品の中で一番のお気に入りは?
みんな大好きなので一番は難しいですが・・・昨年、両目のない「lack」という子が生まれたときは、改めて自分の好きを再確認できた子となりました。パイルを染めてバサバサの質感にし、ボディがチェコのオールドリネンで出来た子です。今年に入って一番に生まれたうさぎにも特別な思い入れがあります。素直に向き合い生まれてきたので「すなお」といいます。こんなふうに何か気づかせてくれたり背中を押してくれるきっかけとなる子が、この先もまた生まれるのかなぁ。たのしみです。
       
 
     
     

パッチワークベアの「しろ」

ペットは飼っていますか?(ペット自慢)
セキセイインコのぴーちゃんです。全然なつかない子で、拾い子なのですが野生のようです。写真の一枚も撮れません。
ペットはあまりべったりでないほうが良いので、ちょうどいい距離感です。鳥好きの家に生まれたので、物心ついたときからずっと鳥がいる生活です。
好きな動物はいますか?
どんなところが好きですか?(ペット以外でも)
動物はみんな大好きです!昔動物園でみたカンガルーのだらけっぷりは忘れられません。おじさんでした。
かなりのカエル好きでしたが今は落ち着きました。
ご自身の性格について、長所は?短所は?
猪突猛進であったり考え込みすぎたり、良くも悪くもマイペースです。思い込みが激しいので、思い浮かぶ自分の短所や長所も思い込みかもしれません。
お誕生日・血液型・星座・家族構成などは?

7月生まれ・B型・蟹座・二人姉妹で末っ子です。

     
好きなことは?嫌いなことは?  
lack
食べること、買い物、公園でぼーっとすること、寝る前の時間が好きです。ファッション関係のことも大好き。流行には疎いのでオシャレなのかどうかはさておき、洋服が好きです。何よりも作ることが大好きで作家活動をしていますが、敢えて好きなこととして挙げることがなくなりました。苦労もたくさんあるからだと思いますが、多分殿堂入りしたんだと思います。ホラーやスプラッター、絶叫マシーン、早食い・大食いのテレビ番組、意地悪な人が嫌いです。  
 
       
       
出身地はどちらですか?現在のお住まいは?(都道府県のみ)特産品や名産品、近くの美味しい食べ物屋さんやおすすめスポットなどございましたらご紹介下さい。  
動物頭のお友達シリーズ
生まれも育ちも兵庫県です。パンとスイーツの激戦区なので美味しいものには困りません。地元商店街の八百屋の焼き芋が大好きです。透き通るような琥珀色で、餡のような質感と甘さが最高。  
       
 
2016春作
今後の活動やベアに出会える場所を教えて下さい。
  Ritti Bearさんの企画展や委託を始め、基本的には委託店舗などはあまり増やさず自主活動がメインです。
twitter(https://twitter.com/kerochan79)を見ていただければだいたいのことが載っています。ぜひ会いにいらしてください!
  あなたにとってテディベアとは?
  親友のようで子供のようで親のようで恋人のような存在です。
       
2月のアーティスト、大熊 亜実さんからの質問です。
はじめまして、大熊と申します。
モヘアだけではなく、いろいろな
素材でクマさんを制作されていらっしゃる
ようですが、これから新たに使ってみたいと
思う素材等はありますか?
はじめまして、こんにちは。大熊さんの子たち、みんなとても可愛くって癒されました★とくに豆柴がお気に入りです!!新たに使ってみたいと思う素材…まだ使ったことのない各国の古布は色々と使ってみたいです。
バラして素材にしようと思って購入した古いリネンのお洋服たちは、ついつい自分で着てしまって素材になっていないので、そろそろ使ってあげたいところです。
       
 
 
大西 けいさんはテディベア作家としてはデビュー2年目の新人です。制作数はこれまでに80体とまだまだ少ないです。作品はヌード系9:ドレス系1の割合で、制作するサイズは15cm〜60cm位と幅広く、中心サイズは25cm位です。ベア以外はうさぎを作りますが今後はねこ・ひつじ・とりなども手掛けたいそうです。アンティークベアが好きなのでリネンやアンティークライクウールを使うことが多くナチュラルな色使いです。ちょっと痛んでいたり毛が抜けていたりする感じに加工を施したりしています。付属を付ける場合、全て手作りにこだわります。独特で個性的な作品ですが素朴でなんとなくかわいい感じが良いです。只今、当店に作品がございますので是非、ご覧下さい。