今月のピックアップアーティスト 掲載日:2020/10/07
作家さんのご紹介
本人画像
名 前
堀切みさお
ブランド
giki
お気に入り
最新作
作家さんのホームページ
http://gikiworld.com/

小さなアニマルたち

作家さんに聞きました

Q ブランド名の意味・由来について教えて下さい。
A いつも笑いと癒しを与えてくれる我が家の猫、銀次郎(Ginjiro ♂)と金太郎(Kintaro ♂)の頭の文字を組合わせて、『giki』(ぎき)としました。
Q 作品を作り始めたきっかけは?
A 海外の何気なく立寄った店の片隅にひっそりと鎮座している古い人形やテディベアを見たときです。たくさんの人達との一瞬の出会いが長い年月を繋いでいるようでした。『やっと会えたね…』とも言っているようで一人旅の心細さを癒してくれました。私の作るベア達がそんな旅をしてくれたら素敵だなと思います。



いつも旅のお供

まだ未完成の仲間
Q 初めて作ったのはいつごろでどんな作品でしたか?
A RittiBearさんの1dayレッスン(秋葉原体験教室)で岩場エレナ先生に教えて頂いて作ったベアが初めての作品です。完成した時はすごく嬉しくて、首や手足が動いて感動しました。しばらくバックの中に入れて持ち歩いていました。数年後にあらためて見たら、すごくブサイクでした(笑)。でもこの時、岩場先生に会っていなければ、テディベアを作り続けていなかったと思います。先生の優しいお人柄も然ることながら、テディベア作りの話や作品の数々を見せてもらい、すっかり魅力にハマってしまったのですから。
Q 作り始めて何年、何体ぐらいになりますか?
A 体験教室からだと14年ぐらいになると思います。仕事が忙しくて度々ブランクもあり、250体ぐらいだと思います。本格的な創作活動は6年目になります。
Q コンテスト受賞暦はありますか?受賞暦や受賞作品をご紹介下さい。
A ありません。


Q 教室は開講されていますか?
A していません。
Q 作品に対する思いやこだわり、創作のモットーなどを教えて下さい。
A そこはかとないユーモアが漂うような作品を目指しています。まだ難しいことですが制作過程で妥協をしない、仕上げの直前に熟成期間を置く、そして私らしく自由に作る。

ギキワールドの仲間達


ラフスケッチとテディベア
Q 制作するときにデザイン画などは書きますか?イメージはどんな感じで浮かんできますか?
A イメージが浮かんだ時にすぐ簡単なメモやラフスケッチをするようにしています。だいたい脳内フル回転している時にイメージが浮かぶので、書き留める物がないと一瞬で消えてしまう事もあり、後で悔しい思いをしたりします。先に手が動いて顔だけ作っておいたのもありますが、いつ出来上がるのやら(笑)モヘアの種類や色の取り合わせなどで最初の構想とは違ってしまう事もあります。
Q どんな環境で作品作りをされていますか?音楽を聴いたりしますか?
A 陽当りのよいリビングのテーブルで作業していることが多いです。集中した時は無音。ラジオを聴きながら、映画を観ながらもありますが、集中してくると作品との対話が始まるので消してしまいます。



スオメンリンナ島のおもちゃ博物館での出会い

ギキワールドの仲間達
Q いままでの作品の中で一番のお気に入りは?
A 進化中のため、お気に入りはいつも最新作です。
Q 好きな作家さんや目標、憧れの作家さんはいらっしゃいますか?
A たくさんいます。一番は黒猫事務所の黒田有里さん。自分では考えつかないような作品を生む作家さんに憧れます。
Q 作品以外で現在、熱中していることはありますか?趣味・コレクションなど
A パッチワーク・キルトと洋菓子を習っています。座っている姿勢が多いのでスイミング教室に通っています。


Q ペットは飼っていますか?(ペット自慢)
A 猫2匹。銀次郎(21歳)とさぶろう(小笠原ネコプロジェクトの保護ネコ1歳)。ブランド名『giki』の『ki』の金太郎は昨年の8月に老衰で他界(22歳と4か月)。銀次郎が淋しそうなので、今年の6月にさぶろうを迎えました。この2匹、当初の顔合わせから未だ大バトル中です。
Q 好きな動物はいますか?どんなところが好きですか?(ペット以外でも)
A ネコが好きです。あのしなやかな動作とコロコロ変わる気分屋なところ。なのに意思の疎通ができるところが好きです。

銀次郎と金太郎


『玉川珈琲倶楽部』のテディベア
Q ご自身の性格について、長所は?短所は?
A 良くも悪くも好奇心旺盛。
Q お誕生日・血液型・星座・家族構成などは?
A 9月15日生まれ A型 おとめ座 二人とネコ2匹。

Q 好きなことは?嫌いなことは?
A 手芸の中で好きなことは布合わせ、色合わせ。編み物は無心になれるので好きです。嫌いなことは絡まった糸を解くこと、ベアの足底を縫うこと。
Q 出身地はどちらですか?現在のお住まいは?(都道府県のみ)特産品や名産品、近くの美味しい食べ物屋さんやおすすめスポットなどございましたらご紹介下さい。
A 東京都千代田区で生まれ育ちました。現在は横浜市に住んでいます。周りは豊かな緑と煩いくらいの鳥の声がします。先日タヌキと遭遇。最寄り駅の玉川学園前駅北口から数分の所にお気に入りの2店、喫茶店『玉川珈琲倶楽部』と欧風菓子店『グランガトー』があります。
Q 今後の活動や作品に出会える場所を教えて下さい。
A 『リッティベア』さんと神戸の『タイムロマン』さんに委託しています。 地元の喫茶店『玉川珈琲倶楽部』さんに作品(不定期に変更)を置いてもらっています。イベントの出品は ジャパンテディベアフェスティバル、テディベアコンベンション他、SNSやホームページでその都度お知らせしています。
Q あなたにとって作品とは?
A 冒険。私の人生に彩を添えてくれます。
Q 2020年 9月のアーティスト たかとり みづほさんからの質問です。
giki様こんにちは。またイベントなどでご一緒できるのを楽しみにしています!お話もできたら嬉しいです。いつもgiki様のつくる作品にはカラフルと目ヂカラの強さを感じます。創作に至るまでどんな風にイメージを膨らませて作品になっていくのかとても興味があるので聞いてみたいです。ちなみに私はあのカラフルなぞうさん、顔が大好きです。
A たかとりさん、感想と質問をありがとうございます。私もお会いできるのを楽しみにしています。作品は、テディベアと妄想の国gikiworldの仲間達という設定です。だからある日突然できた沼から仲間が現れたりします。チクチク縫いながらあーだこーだと考えている時が一番楽しいですね。なかなか形にならないで、ずーっと頭の中に住んで居るものもいます。