今月のピックアップアーティスト 掲載日:2021/03/03
今月のピックアップアーティスト | テディベア 手作り教室・販売のRittiBear 
代表的なぶんちっ子(18センチ) アルパカで作ったチビベア(8センチ)


アーティスト

name
永田 あけみ
brand name
ぶんち・べあ
best work
代表的なぶんちっ子(18センチ)
ショッピングページはこちら
作家へ応援の手紙を書く

本人画像

カラフルな子が多いです


アーティストの方に聞きました!

ブランド名の意味・由来について教えて下さい。
「ぶんち・べあ」のぶんち、は文鳥から。手乗り文鳥を20年ほど飼っていましたが、大好き過ぎて生活のすべてを捧げてしまうため、今は飼うのを断念しています。最初は、BearBunch's WorkBasket というブランド名で始めましたが、長い上になんて読むのか分かり辛くて親しみにくいと思い、最初の2年でひらがなの「ぶんち・べあ」に変えました。
作品を作り始めたきっかけは?
幼児の頃からお絵描きと工作が大好きでした。学生時代には油絵をやっていたのですが漫画を描く方が好きでした(笑)。1997年頃からイラストレーターとして生計を立てていたのですが、実母の介護のためそれどころではなくなりまして、以後は趣味程度で絵を描いたりカントリードール等を作って時々委託をしていました。母が特養に入所出来た頃、メリーソートのチーキーベアに出会い、テディベアの概念が変わりました。えっ、こんなにキャラクターっぽくて良いんだ!と思ったことがテディベアを作ってみたいと思ったきっかけです。最初はネットで購入したキットでした。それがすごく楽しくて、そこから本格的に始めて今に至っています。それまでは、自分が立体のぬいぐるみを作るようになるとは思いもしませんでした。
作り始めて何年、何体ぐらいになりますか?
2014年からなので6年くらい。最初の数年は1年に30体程度? 正確には覚えていませんが、2019年からは年間90体程度を目標に生み出しています。
犬張り子をモチーフにしたキャラクターベア。
(桃丸)



犬張り子ベア桃丸(丑年の元旦生まれ)
2021年の一体目です

イラストのワークショップ


ビスコースのチビクマたち
コンテスト受賞暦はありますか?受賞暦や受賞作品をご紹介下さい。
第26回テディベアwith Friens コンベンションで新人賞を頂きました。受賞作品はリッティベア様のアーティストミュージアムの私のページに掲載して頂いています。
教室は開講されていますか?
コロナ前は、テディベアの恩師・柴田恵美先生のアトリエをお借りして、線画でぬいぐるみのイラストを描くワークショップを時々開催させて頂いておりましたが、現在はやっていません。イラストをやっていた年月が長いので、ベアのお教室なんて畏れ多いですが、イラストならどうにか…。コロナが終息したら、また考えても良いかなと思っております。
制作するときにデザイン画などは書きますか?イメージはどんな感じで浮かんできますか?
描きません。描いても思ったようには立体に出来ません(汗)イラストと立体の造形とは全然別物だと思っています。ちなみにベアのイラストは、ベアが完成してからそれを見て描いています。イメージは、生地を眺めていると、これを立体にしたい!と思えてくるものがあるので、生地との出会いがすべてですね…それ無しには作れないです。

どんな環境で作品作りをされていますか?音楽を聴いたりしますか?
好きな動画を何度も繰り返し流しながら作業しています。一番よく見ている(聞いている?)のは「タイタニック」。その他、洋画・邦画・アニメ・ドラマ、面白ければ何でも。雑食です。リビングの隅のソファで制作していて、自分の机がありません…どの作業もほとんど膝の上に置いたトレイの上でしています。
作品以外で現在、熱中していることはありますか?趣味・コレクションなど
色んな習い事に挑戦するのが好きです。サーニットドール(黒川早恵美先生)のワークショップでは着ぐるみロップイヤーウサギ、ミニチュア(小島隆雄先生)の定期レッスンでは螺旋階段のあるステージを作りました。山葡萄の蔓の籠作りも1日ワークショップで少し体験しましたが、ぜひ習いに行ってみたいです。
色んなことに挑戦

山葡萄の蔓のかご

保護猫たち

テディキャットたち
好きな動物はいますか?どんなところが好きですか?(ペット以外でも)
地域猫を保護して飼っていますが、「ぶんち・べあ」の名の通り、好きなのは小鳥です。なので、実はあまり猫は好きではありません(汗)でも動物は何でも好きなので、お外に居る猫たちを無視できず、TNR活動を独自にしています。テディキャットを作る時は、お迎え費用の一部を保護や避妊手術のために寄附するように心がけています。
好きなことは?嫌いなことは?
好きなことは、ベアを作っている時間や、車の運転。ドライブが好きなので、月に一度くらいは1日かけて一人でふらりと遠出します。窓から緑が見えるお洒落なカフェや、可愛いガーデンのある雑貨屋さんなどを気ままに回って来るのは最高です。
嫌いなことは、お料理です……
あなたにとって作品とは?
我が子だったり、仲間だったり、支えだったり。絵も、カントリードールもテディベアも、私が生きてそこにいた、という証になるので、そう考えると創作って素敵だな、って思います。

◎2021年 2月のアーティスト こいし ちろるさんからの質問です。
はじめまして。こいしちろると申します。永田さまの作品は、Ritti Bearさんの作品展でお目にかかりまして、笑顔の優しい表情の愛らしいベアさんたちでほっこりしました。。とても素敵な絵を添えられておられましたが、お衣裳などの他、小物など、ベアさん完成前よりイメージされて制作されるのでしょうか。イメージされるタイミングなど、教えていただけますと嬉しいです。
こちらこそはじめまして。こいしちろるさんのベアちゃんたちは、思わず抱っこしてみたくなる子ばかりですね。優しい佇まいと素敵なお洋服がとても女性らしくて羨ましいです。いつか、イベントなどで直に拝見して抱っこしてみたいです!絵は、ベアが完成してから見て描いています。小物もベア本体が完成してから、その子に聞いてみて、欲しいもの、似合うものを作って上げています。おうち探しをする時に最後に作ってあげる感じでして、ぎりぎりまでみんな裸ん坊なんです?(^^;)お洋服や小物作りは、まだまだこれからの長期的な課題です。

Shopからのメッセージ永田 あけみさんは作家暦5年目の新人作家です。これまでの制作数300体、サイズは8〜25cmの作品で中心サイズは8〜13cmです。作品はベアが中心で手編みのカーディガンを着せることが多いです。ベア以外は猫・ネズミ・架空の動物などを作ります。今後は文鳥・インコ・トカゲなど作れるようになりたいそうです。作品が身につけているカーディガン・帽子・バッグなどは全て作家自身の手作りです。素材はモヘア・アクリルファー・ビスコースなど作品の雰囲気で生地を変えます。作品のカラーはヌードベアとしても楽しめるように同系色の多色使いをすることが多いです。今後の活躍が期待される前途有望な作家です。
只今当店に作品がございますので是非ご覧になって下さい。


リッティベアのホームページ テディベアショッピング バックナンバー一覧