今月のピックアップアーティスト 掲載日:2022/01/05
 
pick up artist
 

@昔の作品。スケッチを添えて
 
作家さんの紹介
アーティスト名
Heihong
ブランド名
BUG STREET
代表作・お気に入り
オープンマウスで作った子
作家さんのHP
https://twitter.com/heihong
この作家の作品を見る 作家さんにお便りを書く
 
作家さんに聞きました
     
ブランド名の意味・由来について教えて下さい。
Aスケッチを見ながら
組み立てます
響きで決めたので特に意味はありません。「BUG」…バグ・誤り、「STREET」…街路、の意味を合わせて「ヘンテコ(が居る)道、寄り道」みたいな感覚でしょうか。昔「バグリー」というオリジナルのキャラクターを作っていてそれに関連する名前がいい、ということで今に落ち着きました。
作品を作り始めたきっかけは?
元々粘土遊びが好きだったので「こうしたいなー」を考えているうちに自然と作るようになりました。幼稚園時代の油粘土に始まり、今に至るといった感じです。見よう見真似でシリコンの型を作ったり、石膏を試したり、友達が描いた絵をファンアートとして立体化してみたりと色々です。1人遊びの一環として続けていたので、自分のオリジナル作品として作ることを意識するようになったのは割と最近のことですね。自分が欲しいと思う物がなかなか無かったので、いっそ作ろうと思ったのも大きいです。
初めて作ったのはいつごろでどんな作品でしたか?
BUG STREETのシリーズとして初めて作ったのが2017年に作った青毛の子。今も私の部屋に居ます。それより前は2014〜2015年辺りにレジン複製の練習としてオリジナルキャラクターのBUGLLY(バグリー)を作っていました。複製にも興味があったのですがレジンの扱いや後処理に慣れず、別の方法を考えた結果アートドールに行きついた感じですね。
 
     
 
作り始めて何年、何体ぐらいになりますか?
レジンの複製もやってました
アートドールのシリーズなら始めて4年。現在で14〜15体くらいかな。作るペースに波があるので多くないです。それより前に作っていた物は、友人にあげたり展示会で販売してたので数は分かりません。
コンテスト受賞暦はありますか?受賞暦や受賞作品をご紹介下さい。
高校生の頃に美術大学の公募作品で佳作賞を頂きました。友人以外に見せたのが初めてだったので、とても嬉しかったのを覚えています。
教室は開講されていますか?
いいえ、まだまだ学習することがいっぱいです。
       
 
リアルさと玩具の中間を目指して
作品に対する思いやこだわり、創作のモットーなどを教えて下さい。
「本物には適わないけど、本物では実現できないことができる」ですかね。リアルさと玩具っぽさが半々に混ざった作品が好きなんです。どんなにリアルに作っても温かさや命が宿ることはないし、色々な材料の寄せ集めが1つの「なにか」になるって面白いなと思うんです。人形はあくまで命を模した物。誰かが気持ちを込める物、そう扱いたいですね。
   
制作するときにデザイン画などは書きますか?イメージはどんな感じで浮かんできますか?
ざっくりとしたラフを描きます。昔は「絶対こう!」と決めて設計図を準備していましたが材料の問題や立体化した時の違和感で作業が行き詰るので、今はなんとなくのイメージです。
 
 
       
       
 

お気に入りのオープンマウス


最初の子。当時は耳も粘土でした
どんな環境で作品作りをされていますか?音楽を聴いたりしますか?
自分の部屋で音楽やホラーゲーム(の音)を聞きながら作ります。アトリエや専用の作業机なんて憧れますね…!
いままでの作品の中で一番のお気に入りは?
どれも気に入っていますがオープンマウスで作った子は特に気に入っています。口が開いてるだけなのにこんなに表情がでるんだなと。また作りたいです。
好きな作家さんや目標、憧れの作家さんはいらっしゃいますか?
たくさんいらっしゃいます。海外の作家さんも多いです。展示会で本物を見ると「可愛すぎて不思議!」と釘付けです。
作品以外で現在、熱中していることはありますか?趣味・コレクションなど
多肉植物を育てています。最近数が増えました。サボテンもかれこれ10年ほど育てていて、毎年花をつけるんですよ。最近は日照不足解消のために植物用UVライトを導入しました。多肉植物にはモミジみたいに季節によって色を変える種類もあるのでうまくいけばいいなと思っています。
     
ペットは飼っていますか?(ペット自慢)
寝起きの愛犬
以前まで生体関係の仕事をしていたので、色々な種類の動物と生活していました。今は愛犬と暮らしています。
好きな動物はいますか?どんなところが好きですか?(ペット以外でも)
生き物全般が好きなので、これ!と選ぶのは難しいですね。ドールにチョイスするのはちょっとヘンテコな生き物が多いです。多分。
ご自身の性格について、長所は?短所は?
長所は拘り症なところ。 短所は心配性なところかな?基本はビビリですが変なところで頑固。良くない意味でのお人よし、でもあります。
 
 
       
 
お誕生日・血液型・星座・家族構成などは?
9月28日生まれ、O型、てんびん座です。
好きなことは?嫌いなことは?
好きなことは散歩と小旅行、ゲーム、絵を描くのも好きです。嫌いなことは早起きと予定が詰まること。
 
 
サボテンの花は可憐なのです
出身地はどちらですか?現在のお住まいは?(都道府県のみ)特産品や名産品、近くの美味しい食べ物屋さんやおすすめスポットなどございましたらご紹介下さい。
  大阪です。生まれも大阪ですが、小さい頃は東北の方で暮らしていました。父の会社で開催されていた芋煮会はキャンプのようでとても楽しくて(私は虫取りで遊んでただけなんですが)タイムマシンがあればまた参加したいな〜と思ったりします。(笑)大阪も食べ物は美味しいのですが、まだ自分のオススメスポットは見つけられてないですね。
     
今後の活動や作品に出会える場所を教えて下さい。  
色んなパーツを作ります
仕事が忙しいのでなかなかペースアップが難しいですが自分がやりたいことを絞って、もう少し時間をとれるようにしたいと思っています。リッティベアさんに委託販売しているので是非そちらで!  
あなたにとって作品とは?
自分の好きなことを思い出させてくれるものです。
     
2021年 12月のアーティスト おぐら とうこさんからの質問
「今にも喋り出しそうなイキイキした表情豊かな不思議な生き物たちどの様なインスピレーションで彼らは生まれたのでしょう?」とてもキャラクター性のある作品なので制作にあたってどの様なきっかけや閃き、影響したものがあるのか気になりました。
おぐらさんはじめまして、ご質問有難うございます。おぐらさんの作品は以前展示会でご一緒した際に現物を見せて頂きました。不思議な世界観で でもどこか愛らしく、とても素敵です。私は造形も好きですが、イラストも同じくらい好きなので人形作りと同時進行でモンスターデザインやオリジナルのキャラクターを作っています。以前まで作品たちは番号で呼んでいましたが、最近は「あの子」と呼べる要素が欲しくて一部に名前を付けるようにしました。完成した日を誕生日、名前や性別はお好みで、その他ちょっとしたことを付け足せば個体としてより認識しやすい存在になるかなと。恐らくその辺りが重なってキャラクターらしさが出たのではないかなと思います。きっかけや閃きは本当に突然で、10秒くらいで描いた落書きから生まれることも多いですね。
       
 
 
Heihongさんは作家暦10年くらいでイラストをメインに活動していましたが、動物モチーフのアートドールを中心に制作を初めて4年目で制作数は15体くらいです。サイズは小さめで片手に乗るくらいの13cm〜18cmが中心です。全身が布で作られているぬいぐるみと違って体の一部が粘土です。作品はクマを作ることもありますが、メジャーではない生き物の方が好きで形が面白かったり、「これは何だろう?」と思えるヘンテコな形が好きらしく、今後はコウモリ・魚・ナマケモノなどがどの材料なら作れるか色々考えているそうです。付属品やパーツなどもなるべく自作するようにしています。作品の素材やカラーはくすみ色やナチュラル系の色が好きでベージュや茶色が扱いやすく、実在する生き物の色に近い物を選んでいます。
只今当店に作品がございますので是非ご覧になって下さい。